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2006年 10月 16日

【建築家の絵本】

…「ケンチクとアート」という視点で見ると、建築家が面白い。
<例のコラム>
 『住まいの絵本カーニバル』がスタートしました。昨日は
建築家の小川真樹さんに東京ギャラリーにお越しいただき、自
作の「ひとりで暮らす ふたつの家」という絵本について、様
々なお話を聞きました。ご来場のお客様も交え、ふたつの家が
どんな風に完成し、今、どんな風に暮らしていらっしゃるのか
といったお話をしていただいたのです。
 まずはお客様から「最初はふたつの家の話とは解らずに読ん
でいたのだけれど、途中でそのことに気づき、再び最初から読
み返しました」というコメント。お話の意外な構成に驚かれた
ご様子です。
「で、僕はこの右ページの家のロケーションが好きなので自分
のことのように読ませていただきました」とのこと。話はさら
にはずんで、家が完成した後で、西日対策や転落防止のために
用いたヨシズに及び、小川さんが縁日で出会ったヨシズ職人さ
んのことになりました。
「市販のものではなく、なにかいいヨシズがないかな〜と探し
ていたら、縁日でヨシズを造って販売している人と出会って、
このふたつの家で使うことになったんですよ。僕のなかでは、
困ったときのヨシズマンということで頼りにしていまして、今
ではお施主さんとも仲良くなってまして、ヨシズが古くなると
新しいものに換えたり、サイズも自由自在にオーダーできるの
で地窓にも使ってみようということになったり・・・・・」
 細かく対応してくれる職人さんの存在が浮き彫りになってき
て、それもいっしょに絵本を読んだからこそ共有できる世界の
ような気がしました。
 ちなみにヨシズマンさんは渡良瀬の職人さんということです。
技ありのヨシズを御用命の際は、どうぞ小川さんにお尋ねくだ
さい。
 こんな風に絵本をめぐってお話していると、ただの作品集を
見ているのとはまたひと味違った建築家の素朴な横顔が見えて
くるように思いました。建築家の絵本は、その人の人柄がにじ
み出ているのです。
 今回は12人の建築家たちが「住まいの絵本」を制作してく
れました。なかには建主全員参加による物語形式のものもあり
ます。御出演いただいた建主の皆様ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
 建築家の方々にもぜひ観ていただきたい力作揃いです。また
著名な作家たちの絵本や鋭い視点の絵本も揃えております。合
理的なだけでなく、デザイン性を追求するだけでなく、心をほ
っと和ませる家づくりをお考えの建主、建築家、工務店の皆様
に読んでいただきたい絵本ばかりです。
 この「住まいの絵本カーニバル」は、東京は17日まで、そ
の後、大阪、福岡、熊本で開催します。また今はまだ約100
冊の絵本ですが、すこしずついい絵本も増やし、いろんな場所
で定期的に開催したいと考えております。
 家づくりは幸福づくり! ファンタジックに楽しみましょう。
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# by cafejien | 2006-10-16 12:16
2006年 10月 09日

【日曜ドーデショウ】

‥日曜日は体を動かして遊びましょう。
<例のコラム>
 週末には、よくDVDを借りて観ます。
 今日は「かもめ食堂」を観ました。
 フィンランドの港町で日本人の女性3人が「食堂」を開く物語
ですが、淡々とごく自然な人々との交流が描かれていて、観て
いる間も、観終わったあとも、ほんわりとして気分にさせる映画
でした。
 昔は日曜洋画劇場という番組があってこゆい眉毛をした淀川
さんが独特の口調で案内人を勤めていましたが、最近はビデオ
やDVDがあるので、テレビで映画を観る人も少なくなったのでは
ないでしょうか。(水曜日には水曜ロードショウという番組もありま
したね~)
 でも、日曜日は、本当は部屋で映画なんて観ていないで、外に
出かけるのがいいですね。そのほうが健康にもいいに決まってま
す。
 で、今日は午前中にDVDの前半を観て、そのあとで、近くのギ
ャラリーに行きました。(後半は夕方観ました。DVDはこんな邪道
鑑賞もできちゃうところも現代的です)
「かもめ食堂」みたいに、小さくて気持ちのいい個人ギャラリーで
す。聞くと自分が住んでいた住宅を大家さんの許可をもらって小
さなギャラリーにしたのだとか。ますます「かもめ食堂」的です。
 なかなかいい気分になったので、それからカフェにいき、典子さ
んと娘もいっしょに秋以降のプロジェクトについて楽しく企画会議
をしてしまいました。
 さて、みなさん、日曜はいかがお過ごしですか?
 しっかりと休養をとって、未来の計画を練っておいででしょうか?
 もし、あまりに仕事がいそがしいようでしたら、時には気分転換
して近くでも散策してみましょう。
 そうだ!今度の日曜どうでしょう(ドーデショウ<笑>日曜ドウ
デショウ!!。これ言いたかっただけです。しつこい?)、お気に
入りのカフェでお気に入りのカプチーノでも飲みながら家族や友
達の話でもしてみるというのは。
 そのカフェが、カフェコワンなら僕としては、もうそれ以上、言う
ことはありません!!
 
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# by cafejien | 2006-10-09 02:07
2006年 10月 09日

【邪道ブログ】

‥どうしてみんな日記なんて公開するのだろう?
<例のコラム>
 ブログは日記のみを書くべきものだとすれば、僕のこのブログ
は邪道ブログです。コラムという逃げ口上で、およそ日記とは程
遠いことしか書かないからです。
 正直に言って、他人の日記を読むなんてあまり気が進まないし、
しかもそれが長文だったりすると(僕もですが・・・)読む前からうん
ざりしてしまうほうなのです。まー今が学生時代で好きな女の子
の日記帳がひそかに公開されていてそれを読んでもよいという神
からの特権でも与えられたのならば話は別なのですが・・・。
 うまい具合に日記風に書いているブログを読むと、この人は本
当にオープンで気持ちのいい人だな~と感心してしまいます。毎
日のなかには人に言うまでもない些細なことも数多くありますし、
これは言いたくないと思えることも少なくないので、それを素直に
しかも面白く、または興味深く表現している人を見ると尊敬してし
まうのです。
 といっても、あるひとつのコミュニティの約束事にそってブログの
世界が描かれていると観ると、幾分か気分が和みます。つまり料
理仲間、車仲間、釣仲間、建築仲間、カフェ仲間というように、ひ
とつの共有体を意識しあえる仲間に向けての公開日記というふうに
ブログを理解すると、情報共有としての媒体として納得がいくので
す。
 ま~それくらいに気軽に考えればいいのですが、正直であるべ
きか否かなんて考えてしまうものだから、そんな衒いを隠そうとし
て、僕の場合は、コラムという形態で書いてしまいます。
「桑原さんの文章はちょっとお説教臭いんだよね~」とある編集者
に言われました。まさにその通りだと思います。ついつい人のため
になることを語ろうという意識が僕には働くのです。そんなこと余計
なお世話かもしれないのに、です。
 これには理由があります。僕の父が厳格な教育者だったのが遺伝
している節があるのです。父は小学校の教員を定年まで勤め上げ、
その後国立大学の教育学部でいずれ教員になる学生たちに教育
の現場を教えるという教育学の講師をしていました。一生教育の人
で、大学受験で深夜勉強をしていたときの僕がようやく布団に入ろう
と父の部屋を見るといつも煌々と灯りがついていたのは今でもよく
憶えています。
 おそらくはその父の遺伝で説教口調になる自分の癖を隠そうとして
コラム風のブログを書いているわけです。
 もし読んでいる人がいるとしたら、僕の邪道ブログにはそんな理由
があるのでご理解ください。
 こんなこと書いていると「所詮ブログなんて表層なんだからよ~そ
んな格好つけんなってー」という誰かさんの強烈な激励の指摘が聞
こえてきそうです。
 表層も、スキーのように楽しく滑れば、それはそれで良いことなのか
もしれません。
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# by cafejien | 2006-10-09 01:38
2006年 10月 09日

【コーラのチカラ】

‥チカラは思い込みで生まれる。
<例のコラム>
 小学校の高学年のときにテレビの中で東大闘争を観て育った
僕らの時代には、少年野球ではなく、ソフトボールが一般的では
なかったと思います。僕の育った九州の田舎だけがそうで、都会
ではすでに野球が一般的な子供たちの遊びだったのかもしれま
せんが、その頃の僕にはソフトボールこそが最大の遊びであり晴
れの舞台でした。
 僕はショートを守り、2番か3番辺りを打っていたように思います。
毎年、地区大会があり、町内ごとに選手を決めて望むのですが、
大会に出ることができるのは、コーチをつとめる先輩たちによって
実力を認められた者たちなのでした。
 その選手選考会のときに、こともあろうに僕はお腹をこわしてしま
ったのです。チクチクと痛むお腹をおさえ、砂漠のように砂の舞い
上がる小学校の運動場の片隅で膝をかかえる僕の前に登場した
のがコカコーラでした。
「これはね、アメリカで飲まれてる栄養剤やけどね、どうね、飲んで
みるね?」
 そういって僕にコーラの瓶を渡してくれたのはTさんという先輩コ
ーチで、なにかと僕をかわいがってくれた人でした。
「栄養剤って?」
「栄養剤ってね、すごいチカラが出る飲み物たい」
 そういってTさんはコーラの瓶を目の高さに持ってにやりと笑いま
した。Tさんは僕らの小さな町内に唯一あったT商店の跡取り息子
です。ことあるごとにスイカや瓜といったお店の商品を持ち出してき
ては仲間に配るので、みんなの尊敬を集めていました。
 コーラの瓶をはじめて観た僕は、今までに見たこともないその滑
らかな流線型をしたボディデザインに翻弄されました。薄緑色のガ
ラス瓶は生き物のように体をくねらせて僕の手にわたりました。瓶の
なかでは黒い液体がうごめいています。
「怪しい・・・。怪しすぎる」と僕は思いました。しかしそう思っているの
とは裏腹に、僕はよく冷えた流線型をわしづかみにして、ゴクッ、ゴ
クッと乾いたのどに黒い栄養剤を流し込んだのです。
 僕は目覚めました。自分はなんとひ弱だったのだろう。たかが腹
痛くらいでへこたれているなんてなんと情けないのだろう。
 コーラを飲んだ僕はさっきまで膝をかかえていた少年とは別人に
なっていました。腹痛はどこかへ消え去り、天には雲ひとつない青
空が広がり、僕は木のバットを持ってバッターズボックスに立ってい
ました。
「コーン!」
 快音とともに僕の打ったソフトボールは左中間を抜けていきました。
すごい声援がわきおこり僕は走り出しました。
 二塁打を放った僕が地区大会の選手に選ばれたことはいうまでも
ありません。
 コーラがただのドリンクだと知ったのは、それからすぐのことでした
が、それでも僕はコーラには不思議なチカラがあるような気がしてな
りません。それは今でも同じで、時々無性に黒い栄養剤を飲みたくな
るほどです。
 思い込みのチカラは絶大です。
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# by cafejien | 2006-10-09 00:48
2006年 10月 05日

【風に吹かれて】

…五木寛之のエッセイ集のタイトル。昔の本を読む心とは・・・
<例のコラム>
 最近あまり本を読みません。読みたい本が見つからない
のと、自分が書くほうが楽しいからです。
 でも活字は好きなので古い本を飾っている本棚から何冊
かは取り出してきてベッドの横の机においています。
 五木寛之の「風に吹かれて」もその一冊。全ページが色
褪せた文庫本です。表紙をめくると作家の若い頃の写真が
載っていて、「あの人はやはり男前だったのだな〜」と頷
いてしまいました。
 47話ものエッセイから成っていますが、一つひとつは短
いので眠る前に数話ずつ読んでいます。エッセイの内容は氏
の振り返った日常とそれに対する思いで構成されています。
氏いわく「私は、私をめぐる当時の風俗についの表皮につい
て、その記憶について書きたいと思う。そして、また、現在
の私の漂流地点における個人的な感慨について書いてみたい」
とあります。漂流していると告白している割には、やはり格
好がいいな〜と正直思ってしまいます。
 僕らがリアルに認識しうる年上の世代というと、氏の世代
から団塊の世代までくらいでしょうが、この年上の世代の人
々は何事にも一家言があったように思います。ところが、昭
和32年に生まれた僕の世代となると、何事にも団塊の世代の
様子をうかがい、その失敗に見習って損をしないように生き
てきたように感じます。それは末っ子気質とでも言えるよう
な調子のいいもので、東大の安田講堂が陥落するのをテレビ
画面で観て育った絶対条件から身に染み付いたものなのだと
思います。もちろん僕らの下にも世代は続々と生まれている
のだから決して末っ子ではないのですが、それでも何か曖昧
ではあるけれど、不確かではあるけれど一つの時代の終わり
に生まれてきた者たちの甘えのような共通の体質がそこにあ
るように思えるのです。
 僕らも僕らの年上世代のように「オレは今、漂流している
んだぜー」くらい言い切っていいのかもしれません。でもそ
んなに格好よくないしな〜とか、思う前に飛んじゃっていい
のかもしれません。
 臆病風に吹かれながらも、すこしでも時代の表皮につめ痕
を残すことに専念しましょう。
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# by cafejien | 2006-10-05 20:16
2006年 09月 25日

【住まいの絵本】

…家づくりってファンタジーだな〜と実感できるピクチャー
 ブック。
<例のコラム>
 いよいよ10月13日から「住まいの絵本カーニバル」を
開催します。このお祭りでは、プロトハウス事務局に参加し
ている建築家たちも自作の絵本を出展する計画ですが、よう
やくその出展作品が届きはじめました。
 読んでみると、へ〜、なるほど、ほほ〜!という出来映え。
無から有を創造する建築家のイマジネーションに感心してし
まいます。自分で企画しておきながら(そして今さら)言う
のも変ですが、これはなかなか有意義な発見のあるイベント
になるかも!!!です。
 今まさに、〆きり間近の小説家のように「住まいの絵本」
をつくりあげようとしている建築家たちにも思わず期待を寄
せてしまいます。
 この「住まいの絵本」を読んだら、家づくりって本当にフ
ァンタジーだな〜! へ〜家づくりってそんなことにもなる
んだ〜などと心ウキウキする人が続出するかもです。
「住まいの絵本カーニバル」は、次のような日程で開催しま
すので、幸福な家づくりに興味のある方はぜひお越しくださ
いませ。
◎プログラム
10.13(Fri)〜17(Tue)  東京会場…プロトハウスカフェ&ギャラリー東京
 <17日PM1:30〜建築家による家づくり座談会開催>
10.19(Thu)〜22(Sun)  大阪会場…ATCグリーンエコプラザ多目的スペース
 <22日PM1:30〜建築家による家づくり座談会開催>
10.25(Wed)〜29(Sun)  福岡会場…天神イムズ6階イリスギャラリー
 <29日PM1:30〜建築家による家づくり座談会開催>
11.1(Wed)〜5(Sun)   熊本会場…プロトハウスサポートショップ熊本ギャラリー

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# by cafejien | 2006-09-25 13:16
2006年 09月 17日

【一工夫】

…なにごともワンアイデアあると、魅力的。
<例のコラム>
 今日は福岡に居ます。
 予報によると、間もなく台風が九州に上陸するとのこと
で、雨脚がだんだんと強くなってきました。
 それでもプロトハウスギャラリー福岡にお客様がご相談
にいらっしゃっていて、典子さんがお話を聞いています。
 先回いらっしゃったときには和風志向のご様子だったの
ですが、今日、ちょっとモダンな方の作品集をお見せする
と、意外にも好反応です。こんな風に、お客様のなかには
アドバイスをしていくなかでテイストや考え方に変化があ
る方もいらっしゃるので、その点も考慮しながら、お客様
の希望を明確にしていく必要があります。拡大していえば、
お客様も学習すればするほど、満足度の高い家ができるの
で、そのような勉強処も需要はあるのかもしれません。
 こんなところでも一工夫すれば、より理想的な家づくり
の仕組みができることでしょう。
 一工夫といえば、昨日オープンしたカフェでも素敵な一
工夫を見ました。
 そのカフェでは自家製のブレッドやジャムなどの販売も
しているのですが、店頭でのブレッドの見せ方がコンパク
トながらもオリジナリティに富んで新しかったのです。
 焼き上がった四角い形状の食パンを木製のプレートに乗
せて展示しているのですが、プレートの右端に3箇所の切
込みを入れ、そこに「キューブサイズ」「ハーフサイズ」
「フルサイズ」の三つのカードを差し込んで表示してある
のです。これには商品を楽しく見せようというアイデアが
込められているので、お客さんの目を意外性とともにアイ
キャッチすることでしょう。
 一つの工夫だから、一工夫ですが、それで何人もの行動
を誘い出すわけですから一つ以上の効果を生むわけで、不
思議な感じもします。
 一つには、無限の可能性が秘められているようです。
 
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# by cafejien | 2006-09-17 15:00
2006年 09月 09日

【いないいないばー】

‥いないよ、いないよ、でもいるよ。
<例のコラム>
 10月から「住まいの絵本カーニバル」というイベントを開催する
予定です。
 東京のプロトハウスカフェで行うのを皮切りに、大阪、福岡と南
下し、最後は熊本のプロトハウスサポートショップ熊本のギャラリ
ーにて開催します。
 その間、約1ヶ月、絵本とともに僕も日本を南下します。
 そのイベントではプロトハウスの活動に参加している建築家た
ちの自作の絵本も展示する計画です。
 その話を、今日、東京のプロトハウスカフェを訪れた建築家にし
ていたら、その建築家がこだわる「居場所をつくる」という家づくり
のポリシーとなぜか共鳴して、「いないいないばー」というひとつ
のストーリーを思いつきました。
 その物語は、こうです。
 「あなた」という主人公が、誰かを探して家の中のいろんな居場
所を探し回るのです。
 でも、どこにもその「誰か」はいません。で、「いない、いない」と
言葉にしながら探し回ります。
 ずっと、ここにも「居ない」、あそこにも「居ない」、と家のいろんな
場所を探して歩いて、歩いて、歩いて・・・・・・、で、最後に「居ない、
居ない場ー」と呟いて振り向くと、そこにその家の家族がみんな揃
っていて、しかもみんな笑顔でこちらを見ていて、「バー!」と言っ
て「あなた」を驚かすのです。
 「いないいないばー」って、もしかしたら、居場所探しのオマジナイ
の呪文かもしれません。しかもその居場所って、意外にも自分の居
場所かも、です。
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# by cafejien | 2006-09-09 01:16
2006年 09月 04日

【犬の小便雨】

…不思議なことってあるものです、ホント。
<例のコラム>
 これまで生きてきたなかで、不思議な自然現象を
三度目撃したことがあります。
 そのうちのひとつが「犬の小便雨」。
 大学を卒業して晴れて社会人になった春の休日。
外を歩いていると、その雨が降ってきたのでした。
 今思い出しても唐突で不思議な雨です。
 その日は青一色の晴天。どう考えても雨なんか降
りそうになかったのですが、道を歩いていると、突
然その雨が降っている現場に出くわしたのです。
 どこが不思議なのかって? なんとその雨は、小
さな日本家屋の軒先の直径一メートルにも満たない
範囲にだけ降っていたのです。まるで犬が電信柱に
むかって片足をあげ、狙いをつけてジョジョーッと
放尿するような雨だったので、名付けて「犬の小便
雨」。
 立ち止まって、それを見つめる僕。
 小さな滝のように軒先にこぼれ落ちる雨。
 ボーと見つめる僕。
 犬の小便雨。
 ・・・・・・・・・・・。
 しばし呆然とした後、僕は我に返って空を見上げ、
飛行機が上空を飛んでいないか確認したものです。
でもまさか空から小便を垂れ流すなんて、それはな
いよな〜と思ったのですが、それ以外の理由をその
ときは思い付きませんでした。
 最近は異常気象でしょうか、ゲリラ雨が話題にな
っていて、先日はテレビ番組「宇宙船地球号」でも
その気象的なメカニズムについて解説がなされてい
ました。
 「犬の小便雨」にもきっと何らかの気象的なメカ
ニズムがあるのでしょう。(あるかな〜?)
 でもこれって地球温暖化にはあまり関係なさそう
だし、不思議は不思議のままにしておくのもいいこ
とかもしれません。
 それ以来、見てませんね〜「犬の小便雨」。
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# by cafejien | 2006-09-04 18:05
2006年 07月 29日

【竹のキッチン】

…物事は固定概念だけで考えると損をします、きっと。
<例のコラム>
 阿蘇に行ってきました。
 素晴らしいキッチンがあると聞いて、それを直に見たく
なったのです。
 そのキッチンは、なんと「竹のキッチン」。天板が竹の
集成材でできていて、そのストライプ模様が、モダンにし
て和的でもあり、やわらかな印象を投げかけるのでした。
 デザイン及び製作をしたのは、「マナの杜」の清田さん。
インダストリアルデザイナーです。
 もう十年以上も前に、竹の持つデザイン感性に魅了され
それを素材にしたデザイン開発を続けてきたのだそうです。
既にこの「竹のキッチン」は商品化され、主に九州地区を
中心に販売されていますが、これからは関東近辺にも供給
していきたいという意欲を持っていらっしゃいます。
 「竹のキッチン」は、意外性だけでなく、やさしいデザ
イン感性もあり、目の付け所がいいですねー。写真は、実
際に使用開始してから5ヶ月ほどが経過した「竹のキッチ
ン」ですが、心配されがちなキズもなく、コーティングさ
れた表面には窓外の緑が映り込んでさわやかな印象。モダ
ンな癒し系とも言える不思議な感覚がありました。
 固定概念で考えると、「竹のキッチン」なんて発想は浮
かびませんが、清田さんの柔軟な想像力がそれを可能にし
たのでしょう。ここから新しいビジネスが生まれる予感が
します。固定概念は損をする、典型的な一例です。
 実は、この「竹のキッチン」を採用された住宅も固定概
念を超えたところで造られつつあります。「つつ」とは進
行形。つまり、まだこの住宅は未完成なのです。
 建主は試行錯誤の上にセルフビルドを選択。3〜4年を
かけて家づくりの方法を独学、建築家に依頼して図面を描
いてもらい、基礎から棟上げまでの施工を工務店にお願い
し、残りの工事は自分たちでぼちぼちと進めていらっしゃ
るのでした。もちろん保証なんてありませんが、それでも
ご自身は大満足。自分で造るわけですから、家は愛着の塊
となります。
 固定概念、恐るべし。一般的な安心感とか保証なんて言
葉に頼らなければ、家だって、自分でつくることもできる
のです。
 それにしてもこの「竹のキッチン」、綺麗です。
 「マナの杜」の「竹のキッチン」について詳しいことを
お知りになりたい方はプロトハウス事務局までご連絡下さ
い。施工実例や提案商品を載せたカタログがあります。特
に上質なキッチンをお探しの建築家の方にはオススメです。
プライスは120万円程度からといったところです。
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# by cafejien | 2006-07-29 15:49