<   2006年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧


2006年 07月 29日

【竹のキッチン】

…物事は固定概念だけで考えると損をします、きっと。
<例のコラム>
 阿蘇に行ってきました。
 素晴らしいキッチンがあると聞いて、それを直に見たく
なったのです。
 そのキッチンは、なんと「竹のキッチン」。天板が竹の
集成材でできていて、そのストライプ模様が、モダンにし
て和的でもあり、やわらかな印象を投げかけるのでした。
 デザイン及び製作をしたのは、「マナの杜」の清田さん。
インダストリアルデザイナーです。
 もう十年以上も前に、竹の持つデザイン感性に魅了され
それを素材にしたデザイン開発を続けてきたのだそうです。
既にこの「竹のキッチン」は商品化され、主に九州地区を
中心に販売されていますが、これからは関東近辺にも供給
していきたいという意欲を持っていらっしゃいます。
 「竹のキッチン」は、意外性だけでなく、やさしいデザ
イン感性もあり、目の付け所がいいですねー。写真は、実
際に使用開始してから5ヶ月ほどが経過した「竹のキッチ
ン」ですが、心配されがちなキズもなく、コーティングさ
れた表面には窓外の緑が映り込んでさわやかな印象。モダ
ンな癒し系とも言える不思議な感覚がありました。
 固定概念で考えると、「竹のキッチン」なんて発想は浮
かびませんが、清田さんの柔軟な想像力がそれを可能にし
たのでしょう。ここから新しいビジネスが生まれる予感が
します。固定概念は損をする、典型的な一例です。
 実は、この「竹のキッチン」を採用された住宅も固定概
念を超えたところで造られつつあります。「つつ」とは進
行形。つまり、まだこの住宅は未完成なのです。
 建主は試行錯誤の上にセルフビルドを選択。3〜4年を
かけて家づくりの方法を独学、建築家に依頼して図面を描
いてもらい、基礎から棟上げまでの施工を工務店にお願い
し、残りの工事は自分たちでぼちぼちと進めていらっしゃ
るのでした。もちろん保証なんてありませんが、それでも
ご自身は大満足。自分で造るわけですから、家は愛着の塊
となります。
 固定概念、恐るべし。一般的な安心感とか保証なんて言
葉に頼らなければ、家だって、自分でつくることもできる
のです。
 それにしてもこの「竹のキッチン」、綺麗です。
 「マナの杜」の「竹のキッチン」について詳しいことを
お知りになりたい方はプロトハウス事務局までご連絡下さ
い。施工実例や提案商品を載せたカタログがあります。特
に上質なキッチンをお探しの建築家の方にはオススメです。
プライスは120万円程度からといったところです。
f0003539_15493864.jpg

[PR]

by cafejien | 2006-07-29 15:49
2006年 07月 22日

【土の宿】

…土の持つ調湿機能に満たされた心地よい癒しの宿
<例のコラム>
 銀座にあるお宿吉水に宿泊しました。ここは全館珪藻土塗り
の宿としてロハスな雑誌などにも紹介されるところです。
 宿泊した四畳半の空間は畳敷きの和室です。文机と和紙を
貼った照明、それに衣文掛けが置いてある質素な部屋には、テ
レビもなく、お布団は押入れから出して自分で敷くようになって
います。このシーツがオーガニックコットン製で、敷き布団と掛
け布団の両方をオーガニックコットンのパリッとしたシーツでくる
むので、寝心地はそれはもう最高でした。
 当日は雨で気温が下がっているとは言え、ここは銀座のど真
ん中。なのにエアコンを切って寝て、それでも寒くて夜中に目が
さめたほどです。
 珪藻土メーカーの専門家が言っていたように、珪藻土が調湿
した空間では温度に対する体感も異なるようです。土そのものが
湿度と同様に温度を吸い取るような感じがしました。
 オーガニックコットンの布団に横たわり、和紙の照明で癒され
ているとゆったりと睡魔が襲ってきます。
 「ランプの宿」という言い方がありますが、ここはまさに「土の宿」
そう言えば朝食でいただいた有機野菜や玄米たちも大地の元気
な恵みをいただいて収穫された天然モノばかり。昔の暮らしを取
り戻そうという活動をしている中川女将のこだわりで、全国の産地
から厳選した本物だけを取り寄せて食事に供していらっしゃいます。
 僕の宿泊した四畳半の茶室空間にはコンパクトな浴室もトイレ
もついてはいませんが、1フロア3室に対して一つの洗面・トイレが
あり、最上階には貸切の家族風呂が二つもあるので、まさに温泉
宿気分も満喫できるのです。
 こちらの中川女将、実は家づくりにも興味がおありで、自然に帰る
家づくり学校のようなこともしていきたいのだそうです。地下には、
そんなイベントを開催するための珪藻土ホールまで備わっています。
 珪藻土空間を体感したい方や、東京出張計画中の建築関係の方
は、ぜひ、銀座吉水のご利用をおすすめします。
 吉水のサイトは下記の通りです。
http://www.yoshimizu.com/
f0003539_11324566.jpg

[PR]

by cafejien | 2006-07-22 11:32
2006年 07月 18日

【うさぎの耳たぶ】

…ないものねだりと同義語。
<例のコラム>
 ほぼ一月ぶりにこのコラムを書いています。夏バテと思って
いたら夏風邪をひいていて、ゆるい嘔吐感に悩まされていたの
が遅筆の理由です。
 もう梅雨が明けたのか、この数日は晴天続きで湿気もあまり
気にならないので夜も窓全開でなんとか眠りについています。
今年は蝉が生まれるのが遅いのか、うるさいほどの蝉時雨が
早朝から耳を襲うこともないのも嬉しいかぎりです。
 先日は下島啓吾さんが福岡の事務所に来てくれ、有田で焼
いてもらった、珪藻土を用いた商品の試作品を見て、水がその
器に染みる様に、お互い新たな方向性を発見しました。
 「本当にあった家づくりのコワ~イ話」も先週出版され、一町
一家運動のほうも発表に向けて徐々に準備が本格化してきま
した。秋には「住まいの絵本カーニバル」も開催する予定。毎
日がばたばたと過ぎていきます。
 こんな風に充実はしているのですが、それでもまた何か新し
いことを頭の片隅で考えはじめているのは、プランナーの性で
しょうか。
 そうそう、萩尾さんの「玄米の家」も7月1日に無事オープンし
たのでした。
 今日は、祝日でしたが、リフォームをご希望の若いご夫婦の
相談にこたえさせていただきました。古屋付の戸建てを購入し
てそれをリフォームしたいのだが、予算的にはどれくらいを考
えればよいのかという素朴な疑問。でも、と僕。家づくりの目的
は何ですか? そのことを考えてみましょう。 そして、いろんな
家をあなたでもつくることができるんですよ、と建築家たちの作
品集を見ながらお話していると、いつの間にか「自分たちの好き
な家をつくりたい」という気持ちに気づかれたようで、近々、建築
家が建てた自邸をご案内することになりました。
 せっかくの家づくりですもの、楽しみましょう!!
 このコラムで余命いくばくかとご紹介した我が家の5番目の家
族であるうさぎのモウちゃんもいたって元気です。さっき耳をなで
なでして寝かしていたら、モウちゃんの耳には耳たぶがないこと
に気づきました。うさぎだから当然なのでしょうが、ちょっとびっくり。
モウちゃん、このままでもずいぶんとカワイイから耳たぶがなくて
も十分に幸福です。
 うさぎの耳たぶなんて、そんなないものねだりは止しましょう。
 僕にしても、明日は明日分の仕事をちゃんと終わらせることが
肝心です。
[PR]

by cafejien | 2006-07-18 00:20