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2007年 05月 30日

【夕立を走る】

…時には立ち止まらず走り抜けよう
<例のコラム>
 本当に久しぶりのブログです。
 いや〜忙しかった。この一ヶ月、いろいろありました。
 いつもの家づくりプロデュースに加え、ブルースカイミーティングの準備
や「一町一家運動」の準備、それに伴う書籍の発行、さらに、モデルハウ
ス&ギャラリーの開設準備などなど、ほんと、疲れました。
 なにも一度にやらなくても〜と言われそうですが、なぜかかぶってしまう
んですね。
 でも、26日27日にブルースカイミーティングが終わったので一段落です。
 この間にオープンハウスにも行ってきました。
 5月19日、瀬野さんのオープンハウスと関本さんのオープンハウスのハ
シゴをしたのです。
 瀬野さんが設計した住宅は7月のテレビ番組(ドリームハウス)に登場す
る住宅でして、なんとそこには瀬野さんの奥様と息子さんもやってきてい
ました。以前から一度お目にかかりたかった奥様にお会いできて感激。
そう言えば瀬野さんいつか酒の席で「なんだかんだ言ったって僕はカミ
サんを愛してますよ!」と断言してらっしゃいました。
 ここからが大変でした。瀬野さん設計の住宅のオープンハウスは石神
井公園だったのですが、関本さんのオープンハウスは埼玉県の新河岸
です。しかも夕方には羽田から福岡に向かわねばならないのでばたば
たと西武新宿線急行で高田馬場へ。そこから山手線で池袋まで行き、
東武東上線で新河岸へと向かったのでした。
 オープンハウスの現場は駅から徒歩15分の距離。この時にはまだ気づ
いていなかったのです、頭上の天候が急激に変化していることに。
 関本さんのオープンハウスでは、施主さんに久しぶりに会い、お礼のお
言葉をいただきました。この瞬間がいつも最高にうれしいと感じます!!
しかも来場していた方が声をかけてきて「森さんに設計してもらって家を
建てた者です。その節はありがとうございました」、とこれまたうれしいお
言葉。しばし、「白い家」(森さんの設計する住宅はたいがいは白です)の
住み心地について話が盛り上がりました。
 さて、関本さんの設計した家ですが、やや斜面になった地形をうまく利
用して1階部分はRC造としその上にナチュラルテイストのウッディな木
造2階部分が乗っかってます。関本さんはフィンランドで修業をつんだ建
築家なので出来上がる家はいつも北欧のシンプルにしてナチュラルな
やさしい空気に包まれています。
 建築家の前島周子さんもやってきてたので立ち話したのですが、周子
さんもこの家の雰囲気が気に入った様子でした。
 それでも、ついつい話し込んでしまいそうになっている自分を制してそ
の家を後にしたのは飛行機の時間が迫っているからです。
 で、家を出た瞬間、悪い予感がしました。
 頭上の雲が真っ黒なんです!!
 や、やばいと思いながらも、駅に向かうしかありません。
 まだ振り返ればオープンハウスの家が見えるというそのとき、ポツリと来
ました。それがポツ、ポツとなるまでに数秒。これくらいならばと足を速め
て家が見えなくなる頃にザザっと来ました。えー、うそーと思っているとザ
ザザーと夕立が襲ってきたのです。
 辺りは住宅街で身を隠すものはなに一つありません。僕はジャケットを頭
からかぶって走りはじめました。そのジャケットが雨ですぐに重くなってき
ます。ズボンはすでに黒く濡れています。
 引き返そうか、と思いました。
 自分はなんでこんなにずぶ濡れになってまで駅に向かっているのかと自
問してしまいます。
 でも、飛行機が待っています。飛行機の先に明日の仕事が、未来の生活
が、新しい計画がまっています。すくなくとも予定がびっしりです。
 ずぶ濡れになって走りながら僕は「この雨を抜ければ明るい明日がある」
と自分に言い聞かせていました。
 ブルースカイミーティングも「一町一家運動」もモデルハウス&ギャラリー
も今はその準備に労力を注いでいて大変ですが、それが達成されれば未
来へのバトンタッチができるはずです。
 僕はそんなことを考えながら夕立を走りました。
 やっと駅に着き、電車を乗り継いで飛行機に乗るまでの間にずぶ濡れにな
ったズボンとシャツがようやく乾きました。ジャケットはなかなか乾きません
でした。
 電車の中では洋服を乾かせるためにずっと立っていました。冷房が効いて
いるので風邪をひきかねないと思い、気合いを注入して濡れた衣類からカ
ラダへ寒気が伝わらぬよう念じながら、僕は品川から京急に乗り換えました。

 
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白木な感じがいかに関本さんです。
ここに居たうちはよかったんですが・・・・・。
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by cafejien | 2007-05-30 12:00