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2007年 02月 07日

【コートのいらない2月】

‥それはまさに異常気象。
<例のコラム>
 このところ暖かい日がつづいています。
 今日は15度。コートは家に置いて出かけました。東京では初雪を
迎えないまま春一番が吹く可能性もあるのだとか。まさに異常気象
です。
 僕らの子供の頃は、2月と言えば一年中でもっとも寒い季節。田ん
ぼの畦道を白く凍らせた霜を踏んで学校へと向かったものでした。田
んぼには牛の糞がうず高く積み上げられ、そこからは湯気が上がっ
ています。その湯気を見て僕は、僕らに剣道を教えてくれていた吉沢
先生の頭を連想して一人笑いを口のなかでこらえていたものです。
 吉沢先生は小学校の校長を定年退職した人で、その当時は僕らの
小学校の剣道部の顧問として教えにきてくれたいたのです。頭をお坊
さんのように丸めていて、冬、道場で練習の後で面をはずずと、その
まあるい頭から湯気がたちのぼるのです。 
 田んぼの端に積み上げられた肥しもまあるくこんもりとしていたので、
吉沢先生の頭と微妙にだぶったのです。
 僕の田舎に行っても、そんな冬ならではの風景も今は見ることはで
きなくなったのだと思います。
 コートのいらない2月なんて、やっぱり不自然です。
 凛とした冬があってこそ、桜花が風に舞う季節が待ち遠しいのです。
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by cafejien | 2007-02-07 00:15