2006年 10月 09日 ( 3 )


2006年 10月 09日

【日曜ドーデショウ】

‥日曜日は体を動かして遊びましょう。
<例のコラム>
 週末には、よくDVDを借りて観ます。
 今日は「かもめ食堂」を観ました。
 フィンランドの港町で日本人の女性3人が「食堂」を開く物語
ですが、淡々とごく自然な人々との交流が描かれていて、観て
いる間も、観終わったあとも、ほんわりとして気分にさせる映画
でした。
 昔は日曜洋画劇場という番組があってこゆい眉毛をした淀川
さんが独特の口調で案内人を勤めていましたが、最近はビデオ
やDVDがあるので、テレビで映画を観る人も少なくなったのでは
ないでしょうか。(水曜日には水曜ロードショウという番組もありま
したね~)
 でも、日曜日は、本当は部屋で映画なんて観ていないで、外に
出かけるのがいいですね。そのほうが健康にもいいに決まってま
す。
 で、今日は午前中にDVDの前半を観て、そのあとで、近くのギ
ャラリーに行きました。(後半は夕方観ました。DVDはこんな邪道
鑑賞もできちゃうところも現代的です)
「かもめ食堂」みたいに、小さくて気持ちのいい個人ギャラリーで
す。聞くと自分が住んでいた住宅を大家さんの許可をもらって小
さなギャラリーにしたのだとか。ますます「かもめ食堂」的です。
 なかなかいい気分になったので、それからカフェにいき、典子さ
んと娘もいっしょに秋以降のプロジェクトについて楽しく企画会議
をしてしまいました。
 さて、みなさん、日曜はいかがお過ごしですか?
 しっかりと休養をとって、未来の計画を練っておいででしょうか?
 もし、あまりに仕事がいそがしいようでしたら、時には気分転換
して近くでも散策してみましょう。
 そうだ!今度の日曜どうでしょう(ドーデショウ<笑>日曜ドウ
デショウ!!。これ言いたかっただけです。しつこい?)、お気に
入りのカフェでお気に入りのカプチーノでも飲みながら家族や友
達の話でもしてみるというのは。
 そのカフェが、カフェコワンなら僕としては、もうそれ以上、言う
ことはありません!!
 
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by cafejien | 2006-10-09 02:07
2006年 10月 09日

【邪道ブログ】

‥どうしてみんな日記なんて公開するのだろう?
<例のコラム>
 ブログは日記のみを書くべきものだとすれば、僕のこのブログ
は邪道ブログです。コラムという逃げ口上で、およそ日記とは程
遠いことしか書かないからです。
 正直に言って、他人の日記を読むなんてあまり気が進まないし、
しかもそれが長文だったりすると(僕もですが・・・)読む前からうん
ざりしてしまうほうなのです。まー今が学生時代で好きな女の子
の日記帳がひそかに公開されていてそれを読んでもよいという神
からの特権でも与えられたのならば話は別なのですが・・・。
 うまい具合に日記風に書いているブログを読むと、この人は本
当にオープンで気持ちのいい人だな~と感心してしまいます。毎
日のなかには人に言うまでもない些細なことも数多くありますし、
これは言いたくないと思えることも少なくないので、それを素直に
しかも面白く、または興味深く表現している人を見ると尊敬してし
まうのです。
 といっても、あるひとつのコミュニティの約束事にそってブログの
世界が描かれていると観ると、幾分か気分が和みます。つまり料
理仲間、車仲間、釣仲間、建築仲間、カフェ仲間というように、ひ
とつの共有体を意識しあえる仲間に向けての公開日記というふうに
ブログを理解すると、情報共有としての媒体として納得がいくので
す。
 ま~それくらいに気軽に考えればいいのですが、正直であるべ
きか否かなんて考えてしまうものだから、そんな衒いを隠そうとし
て、僕の場合は、コラムという形態で書いてしまいます。
「桑原さんの文章はちょっとお説教臭いんだよね~」とある編集者
に言われました。まさにその通りだと思います。ついつい人のため
になることを語ろうという意識が僕には働くのです。そんなこと余計
なお世話かもしれないのに、です。
 これには理由があります。僕の父が厳格な教育者だったのが遺伝
している節があるのです。父は小学校の教員を定年まで勤め上げ、
その後国立大学の教育学部でいずれ教員になる学生たちに教育
の現場を教えるという教育学の講師をしていました。一生教育の人
で、大学受験で深夜勉強をしていたときの僕がようやく布団に入ろう
と父の部屋を見るといつも煌々と灯りがついていたのは今でもよく
憶えています。
 おそらくはその父の遺伝で説教口調になる自分の癖を隠そうとして
コラム風のブログを書いているわけです。
 もし読んでいる人がいるとしたら、僕の邪道ブログにはそんな理由
があるのでご理解ください。
 こんなこと書いていると「所詮ブログなんて表層なんだからよ~そ
んな格好つけんなってー」という誰かさんの強烈な激励の指摘が聞
こえてきそうです。
 表層も、スキーのように楽しく滑れば、それはそれで良いことなのか
もしれません。
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by cafejien | 2006-10-09 01:38
2006年 10月 09日

【コーラのチカラ】

‥チカラは思い込みで生まれる。
<例のコラム>
 小学校の高学年のときにテレビの中で東大闘争を観て育った
僕らの時代には、少年野球ではなく、ソフトボールが一般的では
なかったと思います。僕の育った九州の田舎だけがそうで、都会
ではすでに野球が一般的な子供たちの遊びだったのかもしれま
せんが、その頃の僕にはソフトボールこそが最大の遊びであり晴
れの舞台でした。
 僕はショートを守り、2番か3番辺りを打っていたように思います。
毎年、地区大会があり、町内ごとに選手を決めて望むのですが、
大会に出ることができるのは、コーチをつとめる先輩たちによって
実力を認められた者たちなのでした。
 その選手選考会のときに、こともあろうに僕はお腹をこわしてしま
ったのです。チクチクと痛むお腹をおさえ、砂漠のように砂の舞い
上がる小学校の運動場の片隅で膝をかかえる僕の前に登場した
のがコカコーラでした。
「これはね、アメリカで飲まれてる栄養剤やけどね、どうね、飲んで
みるね?」
 そういって僕にコーラの瓶を渡してくれたのはTさんという先輩コ
ーチで、なにかと僕をかわいがってくれた人でした。
「栄養剤って?」
「栄養剤ってね、すごいチカラが出る飲み物たい」
 そういってTさんはコーラの瓶を目の高さに持ってにやりと笑いま
した。Tさんは僕らの小さな町内に唯一あったT商店の跡取り息子
です。ことあるごとにスイカや瓜といったお店の商品を持ち出してき
ては仲間に配るので、みんなの尊敬を集めていました。
 コーラの瓶をはじめて観た僕は、今までに見たこともないその滑
らかな流線型をしたボディデザインに翻弄されました。薄緑色のガ
ラス瓶は生き物のように体をくねらせて僕の手にわたりました。瓶の
なかでは黒い液体がうごめいています。
「怪しい・・・。怪しすぎる」と僕は思いました。しかしそう思っているの
とは裏腹に、僕はよく冷えた流線型をわしづかみにして、ゴクッ、ゴ
クッと乾いたのどに黒い栄養剤を流し込んだのです。
 僕は目覚めました。自分はなんとひ弱だったのだろう。たかが腹
痛くらいでへこたれているなんてなんと情けないのだろう。
 コーラを飲んだ僕はさっきまで膝をかかえていた少年とは別人に
なっていました。腹痛はどこかへ消え去り、天には雲ひとつない青
空が広がり、僕は木のバットを持ってバッターズボックスに立ってい
ました。
「コーン!」
 快音とともに僕の打ったソフトボールは左中間を抜けていきました。
すごい声援がわきおこり僕は走り出しました。
 二塁打を放った僕が地区大会の選手に選ばれたことはいうまでも
ありません。
 コーラがただのドリンクだと知ったのは、それからすぐのことでした
が、それでも僕はコーラには不思議なチカラがあるような気がしてな
りません。それは今でも同じで、時々無性に黒い栄養剤を飲みたくな
るほどです。
 思い込みのチカラは絶大です。
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by cafejien | 2006-10-09 00:48