カフェ辞苑

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2007年 02月 15日

【著者冥利】

…書き手の発した言葉が人に伝わった、その喜び!!
<例のコラム>
 建築家の瀬野和広さんから嬉しい便りがありました。
 瀬野さん設計で進んでいる山梨県のH邸での打ち合わせの際に、
Hさんが瀬野さんに「この本を読んで参考にしているんです」と僕が
書いた「スローハウジングで思い通りの家を建てる」をお見せになっ
たというのです。
 本にはインデックスがびっちりと付けられていて、いかにも活用して
ますという使い古した感じです。
 瀬野さん曰く「こういうのって著者冥利につきるよね!ね!ね!」
 「ね!」がいっぱいあるのは新潟生まれの瀬野さんの口癖。「ね」の
前にすこし「ん」が隠れていて「んね」的にねばっこく聞こえます。
「ほんと、著者冥利につきます!!」心のなかで僕もおおきく頷いてい
ました。
 Hさん、ありがとうございます。
 こんな風に僕の書いた言葉をうまく使いこなしていただくと、本当に
著者冥利に尽きます。
 この本は今から3年ほども前に建築家との家づくりに際しての入門
書的に書いたもので、いろいろなコツや心構えが書かれています。
実はこの本を読んでプロトハウス事務局に興味を抱きその後事務局
のギャラリーにやってくる方も多いのです。図書館で読んだという方の
声もよく聞きます。いずれも有難い限りです。
 このようなお便りを耳にするたび、あらためて初心に立ち返る思いで
す。コトの在るべき姿を求めて言葉を探し、言葉をつくり、それが仕組
みやプログラムとなって機能していったとき、そこに一つの形が生まれ
ます。そこで大切なのは、最後の形を想像し、どのような言葉を発す
るかです。言葉には受け手がいて、ときにはこんな風に心地よい形を
投げ返してくれるのです。
 これからも著者冥利につきるような言葉探し、言葉づくりを進めてい
きたいと思います。
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by cafejien | 2007-02-15 12:02


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